ヤクルトの先発はここまで2戦2勝の小澤。
3回まで阪神打線をノーヒットに抑える好投を披露する。
4回に先頭の阪神・島田に2塁打を浴びるが、続く近本、佐藤を打ち取り2アウトとする。
しかし、糸原選手にタイムリーを打たれると後続にも四球とヒットでこの回5失点を喫する。
反撃したい打線は6回に村上選手の2ラン、7回に青木選手の犠牲フライで1点を返し追い上げるが、あと一歩及ばず敗戦した。
スコアボード
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 7 | 1 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 7 | 9 | 0 |
責任投手
勝利投手 | 阪神 才木 (2勝0敗0S) |
---|---|
敗戦投手 | ヤクルト 小澤 (2勝1敗0S) |
セーブ |
本塁打
ヤクルト | 村上 34号(6回表2ラン) |
---|---|
阪神 | 佐藤輝 16号(5回裏ソロ) |
バッテリー
ヤクルト | 小澤、久保、大西、田口、清水、梅野 - 中村 |
---|---|
阪神 | 才木、加治屋、岩貞、浜地、湯浅、岩崎 - 梅野 |
メディアレポート
4回の裏 阪神の攻撃
ヤクルト・小澤怜史は初の甲子園で5失点KO 33年ぶりの母校より一足先に聖地に立つも…
4回途中で降板するヤクルト・小澤怜史
ヤクルト・小澤怜史投手(24)が阪神戦に先発。1軍戦初の甲子園での登板となったが平常心で臨んだ。
「そこまで特別な思いはないですけど、応援がすごいと聞くので、しっかり自分の投球ができるように頑張りたい」
母校の活躍が刺激となっている。静岡・日大三島が33年ぶり2度目となる夏の甲子園大会出場を決めた。小澤自身も鍛錬を積み、2016年ドラフト2位でソフトバンクに入団。プロへの土台を築いた高校3年間だった。
「OBとして恥ずかしくないプレーをしたいなと思います」
20年オフ、ソフトバンクを戦力外になったあとヤクルトと育成契約。そして今季、6月26日に支配下登録されたばかりで、重要な後半戦2戦目の先発を任された。立ち上がりは両サイドに制球する丁寧な投球を披露。1巡目で出塁を許したのは近本の死球のみだった。
だが、四回につかまった。先頭・島田に右中間二塁打で出塁を許すと、打者一巡の猛攻を浴びて5失点。3回⅔で降板と先発の役割を果たせなかった。
前日29日には清水、田口、青木が昇格し、この日も大西が出場選手登録された。新型コロナウイルス感染者の戦列復帰は好材料だが、高津監督は「メンバーがそろいつつあるのはいいことだと思いますけど、まだ万全ではない。当分は苦しい感じにはなると思う」と見通しを明かした。チーム一丸で何とか流れを変えるべく、我慢の日々は続く。
6回の表 ヤクルトの攻撃
オスナ選手が2塁打を放ちチャンスメイク
6回表ヤクルト2死二塁、村上は中越え2点本塁打を放つ
ヤクルト村上宗隆内野手(22)が34号2ランを放った。
7点を追う6回2死二塁、阪神才木に対し、カウント1-1からの3球目、外角146キロ直球を捉え、バックスクリーン左へ。「チャンスだったので1点ずつ返していく、後ろにつないでいく気持ちでした」と振り返った。
23日広島戦(神宮)以来となるアーチで今季100安打に到達。打点は91となり、本塁打とともにリーグ2冠を独走する。
6回の表 ヤクルトの攻撃
清水昇が復帰のマウンドに上がり無失点の好投
清水投手が復帰登板で好リリーフ
約三週間ぶりの登板となった清水投手は7回に5番手としてマウンドへ上がると、1回を無失点に封じる投球を見せました。
試合後
【指揮官一問一答】ヤクルト・高津監督が後半戦連敗スタートに「踏ん張りどころ」
八回表終了時に交代を告げるヤクルト・高津臣吾監督
セ・リーグ首位のヤクルトは後半戦連敗スタート。先発の小澤怜史投手(24)が四回途中5安打5失点でプロ初黒星を喫した。打線は、六回に村上宗隆内野手(22)の34号2ランが飛び出すなど反撃したが及ばず。新型コロナウイルス感染者がチームに復帰したが、いまだ本調子ではない選手が多く、高津臣吾監督(53)は「踏ん張りどころ」と言葉を絞り出した。
--先発・小澤は立ち上がりはよかった
「よかったと思う。いろんな球で空振りも取れたし、ストライク先行ですごい攻める姿勢があったし、立ち上がりに関してはすごくよかったかなと思います」
--突如崩れた。暑さなど要因はいろいろある
「その辺が一つスタミナの面であったり、先発とずっとリリーフをやっていたところの違いかなと思います。60球、70球ぐらいでひと山が来るのかなと思っています」
--前日の小川も4回で降板。代えるタイミングは難しかった
「ちょっと難しかったね。もう1点、もう2点防げたのかなと思うと、僕自身も少し反省しています」
--打線は三、四回に好機を作ったがあと一本
「得点圏のバッティングがタイガースと少し違いがあったかなと思います。もちろん、打とうと思って頑張ってはいるんだと思うけど、もっと積極的にどんどん振っていっていいのかなというふうに思いますけどね」
--村上の一振り
「よく押し込んだ彼らしい当たりでしたね。いいバッティングだったと思います」
--青木、清水、田口の復帰戦となった
「弱音を吐くわけじゃないけど、コロナ組はしんどいね。一生懸命頑張っている。でも、やっぱり難しいね。塩見にしても、(山田)哲人にしても、ムーチョ(中村)にしても。きょうノリ(青木)が出て、ピッチャーにしてもそんな簡単じゃないね。あれだけ休んでゲームに出るというのはね。よく頑張ったと思います」
--もう一回体を作り直す。それほど落ちている
「間違いなく落ちていると思います。個人の力、チーム力というのは明らかに7月の8日、9日から変わっていると思います」
--正念場
「当分我慢する時期は続くのかなと。しっかり選手の体調を見ながら、個々の状態を上げてもらうことと、僕はチームをどうやって勝たせるか、どうやってチーム状態をあげていくかというところはしっかり見ていかないと。しんどい中よく頑張っている。いろいろ考えながらまたやっていきたい」
--怠慢やケガをしているわけではないからこその難しさ
「やっぱりシーズン中に全く10日間動けなかった人たちがこうやって帰ってきて、いきなりできるかといったら、そんな簡単なものじゃない。時間もかかると思うし、それが今だと思う。踏ん張りどころだね。踏ん張りどころだし、これ以上頑張れとも言えないけど、なんとか状態が上がるようにいろいろ考えていきたいと思います」
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