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令和5年5月20日 総合公園を6.8ha拡張/ヤクルトと夏に協定
茨城県守谷市は、プロ野球チーム「東京ヤクルトスワローズ」の2軍施設を誘致するために整備する守谷市総合公園(仮称)の計画を変更した。
>>ヤクルト2軍施設移転先 守谷市の新総合公園計画が一部明らかに
令和5年1月28日 ヤクルト2軍球場の移転先 守谷市の新総合公園内で最終調整
茨城県守谷市はヤクルト2軍施設の移転先として、市内に新しく整備する総合公園内に移転する計画を発表しました。
>>ヤクルト2軍球場の移転先 守谷市の新総合公園内で最終調整
新2軍施設は守谷市の新総合公園内に整備
守谷市の発表によりますと、新2軍施設の概要は次のとおりです。
二軍施設は新総合公園に整備
- 20.8ヘクタールの巨大運動公園を新設。
- 運動公園内にヤクルト2軍施設を整備。
- 常総運動公園に隣接する立地。
- 4年後の令和9年1月に移転を予定。
- 今年夏に球団と基本協定を結ぶ。
ヤクルト新2軍施設の立地

発表資料をもとに作成
ヤクルト新2軍施設は守谷市の新総合公園内に整備され、守谷市の常総運動公園に隣接した20.8ヘクタールの土地を活用します。
鬼怒川沿いに立地し、区画外周はランニングコースが整備される計画です。
守谷SIC整備と一体した整備
茨城県守谷市には常磐自動車道守谷SA(サービスエリア)があります。
今回の新総合公園整備予定地は、守谷SAと直線距離2kmほどと近い距離にあり、今後守谷SAに整備が予定されているSIC(スマートインターチェンジ)が完成すれば、神宮球場と新ファーム施設間を1時間程度で移動することができます。
現在の戸田球場からは少し離れた距離となりますが、戸田球場の老朽化が進む中、ファーム施設の整備が課題であったヤクルト球団と、守谷サービスエリアを中心とした町づくりを進めたい守谷市との思惑が一致した形となりました。
2軍施設の移転はいつ?
令和9年2月頃の移転が発表されました!

守谷市総合公園説明会資料より
球団は2軍施設の移転について次のようにアナウンスしています。
球団アナウンス
今後の予定
2026年度の施設開業を目指して、協議、検討を進めてまいりますが、その内容に関しては必要に応じてお知らせします。
移転施設の概要
(1)東京ヤクルトスワローズ二軍球場
(2)東京ヤクルトスワローズ二軍サブグラウンド
(3)室内練習場
(4)選手寮およびクラブハウス
開業予定は2026年度と少し時間がかかるようです。
球場だけでなく、室内練習場やクラブハウスも予定されており、大規模な改修になるようです。
ヤクルト株主総会で進捗を説明
株主総会説明まとめ
- 収容人数は3,000人程度を想定
- 室内練習場にブルペン、ダイヤモンドを整備
- 新球場の場所は守谷市と調整中
ヤクルト2軍新球場は3000人程度収容を 室内練習場にはダイヤモンドやブルペン設置想定 株主総会
ヤクルト本社の株主総会が6月22日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開かれた。
株主からは埼玉・戸田市から茨城・守谷市へ移転予定の2軍施設に関する質問があり、衣笠剛球団社長兼オーナー代行(73)は経緯と進捗(しんちょく)を説明。
2026年度の完成を目指し「鋭意、足早に詰めていきたい」と回答した。
守谷市側が土地の選定を進めており、来春をめどに最終的に契約する見通し。
戸田球場は仮設の観客席を含めて約500席で両ベンチもプレハブだが、衣笠社長は「(新施設の収容人数は)3000人ぐらいほしいと思っています」と明かした。
室内練習場も現施設にはないダイヤモンドやブルペンを確保する広さを想定し「(キャンプ地の)浦添、西都、松山のような広い室内練習場を、ぜひともつくりたい」と説明した。
球団アナウンス
2022年4月15日(金)、球団ホームページで二軍施設の移転に関する協議についてアナウンスがありました。
茨城県守谷市(市長 松丸修久、以下「守谷市」)との間で、同市への東京ヤクルトスワローズ二軍施設の移転に関する協議、検討を開始することとなりました。
1.協議開始に至った経緯
東京ヤクルトスワローズでは、戸田二軍施設の選手寮の老朽化に加え、各施設が手狭になったことから、より充実した二軍施設の整備を行うため新たな二軍施設候補地を検討してきました。
このたび、茨城県守谷市より二軍施設誘致のご提案をいただき検討した結果、東京ヤクルトスワローズ、ヤクルト本社および守谷市にて、移転の実現に向け、具体的な協議、検討を進める運びとなりました。
2.移転施設の概要(1)東京ヤクルトスワローズ二軍球場
(2)東京ヤクルトスワローズ二軍サブグラウンド
(3)室内練習場
(4)選手寮およびクラブハウス
3.今後の予定
2026年度の施設開業を目指して、協議、検討を進めてまいりますが、その内容に関しては必要に応じてお知らせします。
戸田球場の老朽化と水没が懸念されていた
現在の2軍施設である戸田球場は、老朽化に加え2019年10月の台風19号の影響で水没するなど、改善してほしいとの意見がファンからも多く上がっていました。
戸田球場から移転してしまうのは少し寂しいですが、場所を移転してでも施設を新しくするということで、球団の本気度がうかがえます。
茨城県守谷市はどんな街?
守谷市の所在地
- 茨城県の南西端に位置し、東京都心から40キロメートル圏内。
- つくばエクスプレス秋葉原駅から守谷駅まで最短で32分。
- 市内に常磐自動車道守谷SAが所在、2026年を目途としてスマートICの計画がある。
■地理
■つくばエキスプレスで秋葉原駅から最短32分
茨城県守谷市はこんな街
・全都市住みよさランキング総合1位(2008年/東洋経済新報社)
・つくばエクスプレス秋葉原駅から守谷駅まで最短で32分の立地
・市内に常磐自動車道守谷SAが所在、2026年を目途としてスマートICの計画がある。
・公園が多く自然を感じられる場所が豊富
・商業施設が充実している
常総運動公園野球場
常総運動公園は、新総合公園予定地に隣接した立地にあります。
新総合公園の整備に先駆けて、常総運動公園もリニューアルが進められています。
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参考ヤクルト新二軍施設予定地に隣接の守谷市常総運動公園がリニューアル
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野球場概要
規模 | 両翼95m 中堅109m |
付属設備 | 夜間照明設備,電光掲示板,本部席,控室,更衣室,放送設備 |
スタンド | 5000人 |
収容人員 | (内訳)メインスタンド 800人 盛土スタンド 4200人 |
駐車場収容台数
- 体育館前駐車場:普通車426台(身障者用駐車スペース2台分を含む) 、バス11台 、自転車120台
- 多目的広場駐車場:普通車100台
- 駐車場利用時間:開門午前7:30 閉門午後9:30 (※早朝予約がある場合、打ち合わせた時間に開門します。)
休園日
- 火曜日 ※火曜日が祝日の場合及び7/20~8/31までの火曜日は開園
- 年末年始 12月29日~1月3日
アクセス
- 常磐自動車道谷和原I.Cから約6km
- つくばエクスプレスもしくは常総線「守谷駅」下車 (秋葉原駅から最速32分)
茨城県での野球振興に期待
茨城県にはプロ野球球団の本拠地やファームがないため、新たなヤクルトファンの獲得が期待できます。
また、ファーム施設ということで、選手とファンの交流を通し、茨城県での野球文化の発展が期待されます。
まとめ
二軍施設は現在の戸田球場から移転はほぼ確実。
常総運動公園に隣接した新総合公園内に整備
移転時期は令和9年2月年の予定。
収容人数は3,000人程度。
大型の室内練習場を併設。
新しいファンの獲得が期待されている。