
ヤクルト先発は石川。
新型コロナ感染空けの初登板は、史上7人目となる通算500試合の先発。
初回、広島・マクブルームに手痛い一発をもらい3点を献上。
その後は毎回安打を許しながらも、シュートやシンカーなど変化球を低めに集めて要所は粘り、5回7安打3失点で締めくくった。
打線は4回、宮本、内山の内野安打などで2死満塁のチャンスを作る。
ここで先発起用の山崎がレフトへのタイムリーで1点を返す。
続く5回にも長岡の犠牲フライで1点を返し、2-4で迎えた6回。
4番村上選手が値千金の45号3ランで逆転に成功する。
その後、久保-清水-マクガフの無失点リレーでつなぎ、石川投手の大偉業に勝利で華を添えた。
スコアボード
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 10 | 0 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 | 0 | 0 | X | 5 | 9 | 1 |
責任投手
勝利投手 | ヤクルト 木澤 (7勝3敗0S) |
---|---|
敗戦投手 | 広島 島内 (0勝3敗0S) |
セーブ | ヤクルト マクガフ (0勝2敗31S) |
本塁打
広島 | マクブルーム 14号(1回表3ラン) |
---|---|
ヤクルト | 村上 45号(6回裏3ラン) |
バッテリー
広島 | 森下、ケムナ、島内、ターリー、松本 - 會澤 |
---|---|
ヤクルト | 石川、木澤、久保、清水、マクガフ - 内山壮 |
メディアレポート
5回の裏 ヤクルトの攻撃
宮本丈選手が先発起用に応え猛打賞!
宮本選手が猛打賞!
宮本選手は猛打賞の活躍を見せ、打線を牽引しました!
5回の表 広島の攻撃
石川雅規が史上7人目の通算500試合先発登板 村上が逆転3ランで花添える
先発500試合を果たした石川投手
ヤクルト・石川雅規投手(42)が、いつもと変わらぬ光景でまっさらな神宮のマウンドに上がり、プロ野球史上7人目となる通算500試合目の先発登板を果たした。
「いい流れを持ってこられるように、いい形でチームが勝てるように。その中での役割というのは、先発は大きいと思うので、しっかりと試合を作れるように頑張っていきたい」
記念すべき試合に向けて意気込んでいた42歳左腕。立ち上がりに捕まったが踏ん張った。
一回に1死一、二塁のピンチで4番・マクブルームに甘く入った真ん中直球を左翼席に運ばれて3ランで先制点を献上。
その後は毎回安打を許しながらも、シュートやシンカーなど変化球を低めに集めて要所は粘り、5回7安打3失点で降板した。
これまで米田哲也、小山正明、鈴木啓示、金田正一、東尾修、山本昌の6人しか達成していない通算500先発登板。
大卒投手では初の快挙で「出てくる先輩方の名前が偉大過ぎてピンと来ない。それだけチームの試合で先発でマウンドに立てていることはすごくうれしい」という。
6回の裏 ヤクルトの攻撃
村上宗隆が逆転の45号3ラン 史上最年少での通算150号に王手
6回に3点本塁打を放つヤクルト・村上宗隆
完璧な一発だった。
4―2の六回1死一、二塁。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が右越えに逆転の45号3ランを放った。
交代したばかりの広島・島内のカウント0―1から内角高め153キロ直球を一閃。
打った瞬間に入ったとわかる一発に、いつものように〝確信歩き〟でベンチに向かって「よっしゃー」と雄たけびを上げてバットを放り投げた。
これで22歳6カ月での史上最年少となる通算150本塁打達成に王手をかけた。
「内角の難しい球が来るなというイメージでしたが、あそこまで完璧に打てるイメージはしていなかった。いい本塁打になりました」
確信歩きからのドヤ顔、さらに一塁ベンチを指さすポーズ。もはや恒例の流れるような〝ルーティン〟で余韻に浸った4番打者は、起死回生の逆転弾を自賛した。
2004年に岩村明憲が残した球団日本選手最多を塗り替えるシーズン45号の3ラン。
驚異の読みと修正力が、それを生んだ。
内角高め、151キロの直球を空振り。
厳しい攻めに「もう一回来る」と嗅覚を働かせ、2球続けてきた同じコースの同じ球種を捉えた。
7回の表 広島の攻撃
久保投手が好リリーフ!
久保投手は1点リードの7回、3番手として登板すると、三者凡退に仕留める好リリーフを見せました!
9回の表 広島の攻撃
マクガフ投手が31セーブ目!
オスナと勝利と分かち合うマクガフ
マクガフ投手は5対4の9回、5番手として登板すると、ピンチを招くも、無失点に抑える好リリーフ!31セーブ目をマークしました!
ヒーローインタビュー
村上宗隆 選手
--逆転ホームランで勝利
「今は最高の気分です。ありがとうございます」
--2点を追いかける六回の打席は
「絶対に打ってやるぞって気持ちで打席に立ちました。なんとか逆転したいなと思っていました」
--投手が代わり、初球はストレートを空振り
「空振りをしてしまったので、これじゃもう1回空振りするなって思ったので、打席の中で微調整してスイングすることが出来ました」
--本塁打の手応えは
「完璧です」
--45号を打って
「最高です」
--残り32試合、今後の戦いに向けて
「本当に苦しい試合が続きますが、僕たちは目の前の試合を全力で勝ちにいきます」
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