令和4年4月12日(火)、ヤクルトスワローズは首位広島東洋カープと松山坊ちゃんスタジアムで戦い、3-1で勝利しました!
先発はサイスニード投手。前回登板は中日戦で3回を5失点の悔しいマウンドでした。今日は快投を披露したいところ。
初回の表、サイスニード投手は広島の先頭西川選手を空振り三振に打ち取ると、続く菊池選手に出塁を許しますが、3番小園選手をセカンドダブルプレーに打ち取り、1回を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せます。
サイスニード投手は続く2回もテンポよく三者凡退に抑え、攻撃陣へ流れを作ります。
すると打線は2回の裏、先頭の村上選手がフォアボールで出塁すると、この日5番に座った太田選手がセンターへのヒット。走者の村上選手が3塁を陥れる間に太田選手も2塁へ到達し、ノーアウト2,3塁の大チャンスを作ります。
しかし、後続が打ち取られ、惜しくもこの回を無得点に終わります。
流れがカープに傾きかけた3回表、ここでサイスニード投手が7番末包選手から始まる打順を3者連続三振に切る圧巻のピッチングを披露!カープに流れを渡しません!
両者無得点のまま迎えた4回裏、試合が動きます。
先頭の村上選手が再びフォアボールで出塁すると、続く太田選手がエンドランのサインでセンターへのヒット。
村上選手が再び二塁を陥れ、ノーアウト1,3塁のチャンスを作ります。
その後1アウトとなり、7番オスナ選手がセンターへ犠牲フライを放ち、待望の先制点を手に入れます!
先制点をもらったサイスニード投手は5回を無失点に抑えますが、続く6回表、菊池選手にタイムリーヒットを浴び、1-1の同点とされます。
サイスニード投手は6回を4安打1失点に抑える好投で、残りの回をリリーフ陣に託します。
ヤクルト・サイスニードが坊っちゃんスタジアムで好投 6回4安打1失点
日本一のチャンピオンフラッグがなびく愛媛・松山市の坊っちゃんスタジアムで、ヤクルト・サイスニードが6回4安打1失点と好投。「全体的にいろんな球を操ることができて、古賀のリードや守備にも助けられた」と振り返った。
同点のまま迎えた7回表のマウンドには石山和尚がマウンドに上がります。
2アウトまでを高速説法で早々と打ち取りますが、6番會澤選手に四球を与えると、続く末包選手にツーベースを浴び、2アウト2,3塁のピンチを背負います。
しかし、8番上本選手をサードゴロに抑え、この回を無失点で切り抜けます。
1-1の同点のまま迎えた8回には清水投手があがり、ランナーを2塁まで許しますが、4番マクブルーム選手を速球で押し込みセンターフライに打ち取り無失点に抑えます。
すると8回裏、代打で宮本選手が打席に立ちます。
2ストライクと追い込まれてからファウルで粘り、8球目のストレートをレフト前へ運び出塁します。
続く塩見選手が送りバントの構えで揺さぶりをかけ、2ストライク1ボールになったところでヤクルトベンチが仕掛けます。
ここでランエンドヒットのサイン、代走の渡邉選手がスタートし、塩見選手が大きく空いた三遊間を転がし技ありのレフト前ヒット!ノーアウト1,3塁のチャンスを作ります!
ヤクルト・高津監督 八回の塩見を称賛「サインの意図を理解していい打撃だった」
ヤクルトが、広島との我慢比べで最後は競り勝った。試合後の高津監督は粘った投手陣をたたえると同時に、八回の攻撃場面を振り返った。
両先発が1失点ずつと粘り、同点で迎えた八回だった。先頭の代打・宮本が左前打で出塁すると、塩見は初球から犠打の構え。それでもなかなか送れず、最後はランエンドヒットを決めた。
高津監督は「すごくサインの意図、意味をよく理解していいバッティングだったと思います。あれがあって、チャンスが広がったわけなので」と振り返った。
その後、2アウト満塁となり、打席には今日2安打の太田選手!今日もっとも痺れる瞬間がやってきます!
広島の中﨑選手に2ストライク1ボールと追い込まれますが、ここからファウルで粘り3ボールまで持ってくると、最後はインハイのストレートを冷静に見極め、押し出しの四球で待望の勝ち越し点を手に入れます!
なおも2アウト満塁でチャンスは続き、打席には長岡選手。15打席連続でヒットが出ていない中でも初球から力強くスイングし、自分のバッティングを続けました。
そして2ストライク1ボールと追い込まれた4球目、高めの速球を上手く流し打ちし、三遊間を破るタイムリーヒットを放ち3-1と追加点を入れます!
ヤクルトが坊っちゃんスタジアムで競り勝つ 八回に太田押し出し四球&長岡適時打
打線は同点の八回に2死満塁で太田が広島・中崎から押し出し四球を選び、1点を勝ち越し。続く長岡は黒原から左前適時打を放ち、3点を奪った。
3-1で迎えた9回のマウンドに立つのは守護神マクガフ投手。
5番板倉選手から始まる広島打線を危なげなく三者凡退に切って取り、ゲームセット!
首位広島東洋カープとの初戦を見事勝利しました!
ヒーローインタビュー
太田選手
勝ち越し四球を選んだ太田の一問一答は以下の通り。
--2点差の試合を勝ちきりました
「スタメンで出て試合に勝ててすごく嬉しいです」
--(二回と四回に)2打席連続安打
「ノーアウトだったのでとにかくランナーを進めることを意識しました」
--八回2死満塁同点の場面での打席は
「2アウトだったので気持ちでいきました」
--ここ5試合スタメン起用で全試合ヒット
「僕は気持ちを出してやるだけなので、気持ちでやっています」
長岡選手
--タイムリーヒットの手ごたえは
「チャンスでランナーを返すことができていなかったので、何とかランナーを返したいと思って打席に入りました。」
--打球がレフトへ抜けたときの気持ちは
「貴重な追加点になり嬉しかったです。」
--開幕からレギュラーでの起用が続いているが、どういう気持ちで毎試合臨んでいるか
「毎日必死で全力でやるだけなので、はい、必死こいてやるだけです。」
--松山のファンに自己紹介を兼ねて明日への意気込みを
「3年目の長岡です。今日と明日を機に名前を憶えてかえってください。」
高津ヤクルト、松山で燕の〝坊っちゃん〟輝いた! 太田が長岡が凱旋飾った
愛媛・松山市の坊っちゃんスタジアムでは2004年から秋季キャンプが実施され、オフは野手陣が合同自主トレを行っている〝第2のホーム〟。日本一凱旋試合となったゲームで若手が奮闘し、貯金1とした。
イニング結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 5 | 0 |