小川泰弘、八回途中5失点で2勝目
元の〝ライアン〟に戻した。ヤクルト・小川泰弘投手(32)が八回途中5安打5失点にまとめ、試合開始直前に降り始めた雨をものともせず試合をつくった。
1、2番の出塁を抑えて、相手にリズムが行かないように入りから全力でいきたい
意気込み通りに攻めの投球。ストライク先行で丁寧にコースを突いて的を絞らせず。六回先頭の木下拓に左越えの二塁打を浴び、その後1死三塁から代打・加藤の二ゴロの間に1点を失ったが、落ち着いたマウンドさばきで安定感があった。
開幕戦以来の白星
白星から遠ざかっていた。3月31日の開幕戦(対広島、神宮)で7回無失点の好投をみせ今季初勝利したが、その後は好投しても勝ちに恵まれず。
前回6日のDeNA戦(神宮)では4回8失点するなど自身4連敗中だった。
自分が良かれと思って取り組んでいたことが〝ズレ〟につながっていた。バランスを見直した
考えを巡らせた。何が打たれる原因なのか、昨季の良い時などと前回登板を映像で見直した。そこで「自分が良かれと思って取り組んでいたことが〝ズレ〟につながっていた。バランスを見直した」。
開幕前、創価大時代に米大リーグで通算324勝を挙げたノーラン・ライアンを参考につくり上げた〝1段モーション〟に戻したが、ここ数年の投球フォームである〝2段モーション〟に再度戻した。
できるだけ気にせずに打者に向かっていけるか
今季は雨男だ。4月7日や14日の登板でも継続的に雨が降りしきる難しい状態でのマウンドだった。その中で「雨にフォーカスをしてしまうと勝負にならなくなる。できるだけ気にせずに打者に向かっていけるか」とポイントを挙げ、言葉通り腕を振った。
出典:サンスポ
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