高津監督、ノムさん流「己を知る」 ８日からの阪神２連戦に「われわれの状態を上げる、レベルを上げることに集中」
王者が相手でも特別な意識はしない。ヤクルトは７日、福岡から大阪に移動し、８日からの阪神とのオープン戦２連戦（甲子園）に備えた。
高津臣吾監督（５５）は昨季のリーグ制覇＆日本一チームとの対戦を前に、自軍にベクトルを向けた。
「今は調整と育成とですね。こちらの投手の状態とか、この投手に対してどういう打撃をするのかというところが見たい。相手の状態を見たくないわけじゃないけど、それはもう少し先というか、今はまだそういう段階じゃない。われわれの状態を上げる、レベルを上げることに集中していいのかなと」
野村克也元監督も大事にしていた言葉
まずは「己を知る」ことだ。かつて、高津監督が薫陶を受けた野村克也元監督も大事にしていた言葉で、相手に左右されず、自チームの現状を知り、鍛え、生かす。
シーズン前であればなおさらで、勝利を求めつつ、戦力の把握と整備に力を注ぐ。
Ｖ奪回へ、一つの鍵を握るのが新戦力の台頭だ。若手選手や移籍組が活躍すれば、チームは活性化される。６日からＤ５位の内野手、伊藤（ＢＣＬ新潟）と育成外野手、岩田が１軍に合流。絶好のアピール機会となる。
青木と山田は調整のため帰京したが、日本代表に選出されていた塩見と村上が合流予定。レギュラーシーズンで勝ち、頂点に立つためにも、今は自軍に目を向ける。
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塩見泰隆が左前十字靭帯損傷と半月板損傷の診断…長期離脱はチームに痛手
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岩田、ピンチ救った本塁好返球で補殺
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