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石山泰稚のニックネーム「石山本願寺」の由来

石山 泰稚とは

写真:サンスポ

石山 泰稚(いしやま たいち、1988年9月1日 - )は、秋田県秋田市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。

 

「糸を引くような球」と表現されるほど美しくコントロールされた直球が武器。

  

石山本願寺の由来

石山泰稚のニックネームである「石山本願寺」について調べてみると、なぜ彼が「石山本願寺」と呼ばれているのかがわかる。

   

画像:歴史人

石山本願寺とは、戦国時代初期から安土桃山時代にかけて、大阪に存在した浄土真宗本願寺派の総本山である。

  

本願寺は「一向一揆(いっこういっき)」と呼ばれる武装集団となり、後に織田信長と10年に渡り戦いを繰り広げている中々気合の入った一派であった。

 

石山本願寺は戦いに備え、濠や塀、土塁で囲まれた堅牢な作りとなっていて、高い防御力を備えていたと考えられている。

  

織田信長の度重なる攻撃を防ぎ抵抗しますが、最後は攻勢に屈して和睦を結ぶことになります。

 

しかし、信長は石山本願寺を解体せず、教団の存続も許可されたので、「浄土真宗」の精神は守り抜かれたと言えるでしょう。

  

ニックネーム「石山本願寺」の由来

石山泰稚がクローザーに定着した2018年以降、2ちゃんねるの「なんでも実況版」で石山泰稚が登板する際に立つ「 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄」という暖簾スレ(抑えスレ)が由来。

 

元々暖簾スレは、主に抑えや中継ぎを務める投手が登板した際に立つ、「ネタスレ」であり、石山泰稚が登板するとランナーを出しつつもギリギリ逆転されない形で抑える「劇場型投手」であることも相まって、人気が高いスレッドとなっている。

  

攻め込まれつつも抑えきる防御力

スレッドが石山本願寺と名付けられた経緯は不明であるが、「石山本願寺」の高い防御力とかけているとみて間違いないだろう。

 

最終回にクローザーが投げる場面は、「セーブシチュエーション」といって僅差の試合で登板することがほとんど。

  

その緊迫した展開でも最後はきっちりと抑えきる「高い防御力」を讃えて、「石山本願寺」と呼ばれているのだ。

 

愛称は本人も把握している

石山泰稚本人も、「和尚」「石山本願寺」の愛称は本人も把握しており、メディアの取材に対して次のようにコメントしている。

 

「ファンの方から、《石山本願寺》と呼ばれているのは知っていますよ。“どうぞお好きに、何とでも呼んでください”(笑)。全然イヤではないですけど、《おい、本願寺!》って呼ばれても、決して振り向きはしないと思います(笑)」

出典:文春オンライン

  

石山本願寺のスレッド

「 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄」のスレが立つ際には、必ず「語り部」により導入文が掲載されるのがお約束になっている。

 

例えばこんな感じ

天正四五二年 皐月拾漆日

 対するは豊臣が番頭、『似非薙刀使い』青柳である。此の者の髷を刎ねてしまえ。一気呵成、一行が襲いかかると、第一戦線に先ず一房切り離す。
 更には第三戦線、『水軍指揮』が全国に轟く十の号砲にて青柳を粉砕。最早髪一つ残らぬ無惨な姿であった。
 一方の『貢献者』吉村は松本に続くが如く見事な守護を披露。第五戦線迄僅かな傷すら赦さず封じ込める。

(略)

 第九戦線、『毬藻男』田口が戻ってきたにも関わらず、城門前にて立ち塞がるは和尚の姿であった。
 世の争いを制覇した三年前――和尚は其の地位を"幕賀府"に奪われた。
 故に挑む。故に渡さぬ。一度掴んだ此の場所を、二度と渡しはしまい。
 和尚の右手からは執念と、勝利へ繋がる光が差し込んでいる。石山本願寺、勝利まで残るは首三つである。

 

これは、2024年5月17日(金)のヤクルトVS阪神 戦で、9回に石山泰稚が登板する直前に立てられたスレッドである。

 

この日のヤクルト先発は吉村。阪神が青柳。初回に先制点を挙げ、3回には村上の10号スリーランで追加点を挙げつものの、その後2点差まで詰め寄られたシーンで石山がクローザーとして登板している。

 

 

この緊迫したシーンで、最終回に石山泰稚が登板する際に投稿される。

 

各種用語

石山本願寺のスレッドはネタスレなので、試合実況を面白可笑しくするために人物や野球用語を一部改変している。

 

ここでは代表的な用語を紹介する。

代表的な用語

和尚

石山泰稚のこと。

高速説法

石山泰稚が苦戦せずに相手を抑えること。

三振供養

石山泰稚が打者を三振に切って取ること。

三凡の陣

石山泰稚が三者凡退に抑えてほしいという期待や願いのこと。

盗人

相手が盗塁を仕掛けてくること。

城  門  閉  鎖

石山泰稚がリードを守り切って抑えたこと。

極  楽  浄  土

石山本願寺が属する浄土真宗の教えの一つ。

まったく苦しみのない安楽な理想の世界のこと。転じて勝利した喜びを表す。

諏  訪  砲

「すわほー」のこと。

焼 き 討 ち 炎 上

リリーフ失敗。

和 睦 成 立

同点で試合終了。

 

よく登場する仲間たち

村上水軍

村上宗隆選手

三散華(トリプルスリー)

山田哲人選手

毬藻男(まりもおとこ)

田口麗斗投手

老師

石川雅規投手

僧長

青木宣親

来安(ライアン)

小川泰弘投手

『十刃』"江洲破打"

エスパーダ投手

疾馬

塩見泰隆選手

参多那

サンタナ選手

『暴れん坊』"押忍成"

オスナ選手

昇華

清水昇投手

幕賀府

マクガフ投手(元ヤクルト)

『輪菓紳士』"主仁弩"

サイスニード投手(ドーナツ好き)

獅子

大西広樹投手(あだ名で「ライオン」と呼ばれることから。)

 

その他の軍勢

毛利軍

広島東洋カープ

餡麺麭男

広島・松山竜平(あだ名がアンパンマン)

忍者

広島・菊池涼介

 

徳川軍

読売ジャイアンツ

大将

中日・中田翔(元巨人)

若大将

巨人・岡本和真

織田軍

中日ドラゴンズ

 

豊臣軍

阪神タイガース

北条

横浜DeNAベイスターズ

池田軍

オリックスバッファローズ

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