日刊スポーツ 狩人サイスニード「野球に通じる」オフに100キロの熊と250キロのヘラジカ狩る ブルペンの1レーンが静寂に包まれた。ヤクルトのサイスニード投手(31)は、狩場のごとく、息を潜めた。他の投手が投げるたびにうなる中で「声を出すキャラではない」。ナタを振り下ろすように、右腕がしなった。直球、スライダー、チェンジアップ、カットボール、ナックルカーブの全球種を42球。球審をどかし、大塚ブルペン捕手と1対1で向き合った。「自分のストライクゾーンを意識して、そこの確認で投げたかった」。こだわりを詰め、ミッ ...