ヤクルトD1位・吉村貢司郎が六回途中4失点 降板直後に満塁弾を浴び、またもプロ初勝利お預け
ヤクルトのドラフト1位・吉村貢司郎投手(25)=東芝=がプロ3度目の先発で5回⅔を投げ、8安打4失点。5―1の六回2死満塁で2番手・星にバトンを渡したが、広島・田中に同点の満塁弾を浴びてまたもプロ初勝利とはならなかった。
「調子はまずまずでした。テンポ良く投げることを意識してストライク先行でいけたところは良かったと思います。最後、あそこを投げ切れるようにしていきたいです」
粘りの投球だった。三回以外は毎回走者を許す展開。それでも四回のマクブルームの犠飛だけに抑えていたが、五回終了後に降雨の影響で49分間の中断を挟んで迎えた六回のマウンドで2死一、三塁から坂倉に四球を出したところで降板。悔しさの残る結果となった。
プロ初登板となった4月2日の広島戦(神宮)では5回2失点、9日の阪神戦(甲子園)では5回1失点。安定感のある投球を続け「自分が出せる力をしっかりと出して、結果的に勝ち星が付いてくれればいい」と意気込み、懸命に腕を振ったが、プロ3度目の登板も初白星はお預けとなった。
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