
ヤクルト先発・サイスニードは初回に先頭打者ホームランを浴びるものの、その後は安定した投球を見せる。
ヤクルトは5点を追う8回の裏、村上宗隆のタイムリーで1点を返すと、続くオスナにスリーランが飛び出し1点差に迫る猛反撃を見せたが、あと一歩及ばず2年連続の日本一にわずかに届かなかった。
スコアボード
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
オリックス | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 | 1 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 4 | 8 | 1 |
責任投手
勝利投手 | オリックス 宮城 (1勝1敗0S) |
---|---|
敗戦投手 | ヤクルト サイスニード (0勝1敗0S) |
セーブ | オリックス ワゲスパック (1勝0敗3S) |
本塁打
オリックス | 太田 1号(1回表ソロ) |
---|---|
ヤクルト | オスナ 2号(8回裏3ラン) |
バッテリー
オリックス | 宮城、宇田川、山﨑颯、比嘉、ワゲスパック - 伏見、若月 |
---|---|
ヤクルト | サイスニード、大西、田口、石山、清水 - 中村 |
メディアレポート
2回の裏 ヤクルトの攻撃
ヤクルトがオスナの中前適時打で一回に先制
内野安打を放つヤクルト・中村悠平
中村悠平捕手(32)が、チーム10イニングぶりの安打を放った。0-1の二回2死から宮城が投じた初球、137キロの直球をはじき返し、三塁強襲の内野安打で出塁。29日の第6戦の一回に塩見が放った中前打以来のHランプを灯した。
続くオスナも中前打でつなぎ、2死一、二塁の好機を演出したが長岡が遊ゴロに倒れた。得点にこそ結びつかなかったが、眠っていた打線にとって価値ある一打となった。
5回の表 オリックスの攻撃
サイスニード「粘り切れず悔しい」五回途中5失点で降板
五回表、降板するヤクルトのサイスニード
ヤクルト先発のサイスニード投手(30)が、五回途中6安打5失点(自責点2)と試合をつくれなかった。
オリックスに王手をかけられ、負けられない一戦。大事なマウンドを託された右腕だったが、一回先頭の太田に日本シリーズ史上初の初球先頭打者本塁打を被弾し、先制を許した。
二回以降は粘りの投球を見せていたが、五回につかまった。バント内野安打などでピンチを招くと、押し出し死球や味方の失策も絡み4失点し降板。五回途中での無念の降板に「何とか粘って投げたかった。粘り切れず悔しい」と肩を落とした。
8回の表 オリックスの攻撃
石山泰稚が日本S5戦連続無失点
投球するヤクルト・石山泰稚
ヤクルト・石山泰稚投手(34)が第7戦でも登板して1回をパーフェクトに封じ、今シリーズ通算5試合すべてで無失点をマークした。
0-5とビハインドの八回に4番手で登板し、杉本を見逃し三振、安達を遊ゴロ、紅林を中飛。安定感抜群の投球で、反撃を狙う味方打線の攻撃につないだ。
8回の裏 ヤクルトの攻撃
オスナが大暴れ!! 反撃3ランで日本S最多タイ11安打
3点本塁打を放ち雄たけびをあげるヤクルト・オスナ
ヤクルトのホセ・オスナ内野手(29)が大当たりだ。5点ビハインドから1点を返した直後の八回1死一、三塁、左翼席へ今シリーズ2号3ランをほうり込んだ。
点差は一気に1点差に縮まった。来日2年目の右打者は今シリーズ、これで30打数11安打8打点の大暴れ。11安打は日本シリーズの最多安打に並んだ。オスナは「諦めない気持ちと意地を見せたかった」とコメントした。
試合後
ヤクルト、球団初の2年連続の日本一ならず 高津監督の目に涙
試合終了後、ファンに挨拶するヤクルトナイン
ヤクルトは、2勝1分けからオリックスに4連敗を喫し、球団初の2年連続の日本一に届かなかった。
先発のサイスニードが五回までに5失点。5点を追う八回に村上の右前適時打、オスナの3ランで一挙4点を返したが、序盤の失点が響いた。高津監督は右翼席のファンに挨拶する際、涙を浮かべていた。
ヤクルト・塩見泰隆が優秀選手、オスナが敢闘選手に選出
敢闘選手に選ばれたヤクルト・オスナ
ヤクルト・塩見泰隆外野手(29)が日本シリーズの優秀選手、ホセ・オスナ内野手(29)が敢闘選手に選ばれた。
塩見は、リードオフマンとして打率・357をマークするなど打線をけん引。オスナは、この日も八回に3ランを放つなど、日本シリーズの最多安打に並ぶ11安打を放った。
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前の試合小川泰弘が6回1失点の好投も打線が沈黙 オリックスに先に王手を許す
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