
ヤクルトは2点ビハインドの5回、塩見泰隆の2ランで同点に追いつく。
続く6回には長岡秀樹の2ランが飛び出すなど3点を奪い、7-6で接戦を制した。
投げては6回に2番手として登板した久保拓真がプロ初勝利を挙げるなど、リーグ2連覇に向けて弾みをつけた試合となった。
スコアボード
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | 11 | 0 |
ヤクルト | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 3 | 0 | 0 | X | 7 | 11 | 0 |
責任投手
勝利投手 | ヤクルト 久保 (1勝0敗0S) |
---|---|
敗戦投手 | 広島 大瀬良 (8勝8敗0S) |
セーブ | ヤクルト マクガフ (1勝2敗35S) |
本塁打
広島 | |
---|---|
ヤクルト | 村上 53号(2回裏ソロ) 塩見 14号(5回裏2ラン) 長岡 8号(6回裏2ラン) |
バッテリー
広島 | 大瀬良、島内、コルニエル、森浦 - 會澤 |
---|---|
ヤクルト | 小澤、久保、木澤、田口、清水、マクガフ - 中村 |
メディアレポート
試合前
元バレーボール女子日本代表の狩野舞子がヤクルト戦で始球式 昨年のリベンジ成功「ノーバンでよかった」
始球式で投球する狩野舞子
「日本郵便DAY2022」として開催され、元バレーボール女子日本代表の狩野舞子(34)が始球式を務めた。
「エースの気持ちになって投げたい」とバレーボールではエースがつける背番号である「1」のヤクルトのユニホームを身にまとい、青いグラブをはめてマウンドに登場。
セットポジションからノーバウンド投球を披露した。
2回の裏 ヤクルトの攻撃
「先に点を取ってチームに勢いをつけたかった」ヤクルト・村上宗隆が53号ソロ 野村克也、落合博満のシーズン記録を超える
ヤクルトの村上宗隆がソロ本塁打。今季53号。つば九郎に祝福される。
すさまじい当たりだった。
ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が二回先頭の第1打席でバックスクリーンへ53号ソロを放った。
カウント1―1から広島先発・大瀬良の真ん中低め126キロのスライダーを一閃。勢いよく打球はスタンドに吸い込まれていき、納得の表情でダイヤモンドを一周した。
6日の阪神戦(甲子園)以来2試合ぶりの一発で1963年の野村克也(南海)と85年の落合博満(ロッテ)の52本の記録を抜き、NPBのシーズン本塁打記録で歴代6位となった。
「打ったのはスライダーです。なんとか先に点を取ってチームに勢いをつけたかった。先制点に繋がる打撃ができてよかったです」と広報を通じてコメントした。
/
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) September 9, 2022
神宮恒例 #村神様 降臨
\
ロケットのような打球がバックスクリーンに着弾🚀
村上宗隆53号、もちろん最年少
⚾プロ野球(2022/9/9)
🆚ヤクルト×広島
📱Live on #DAZN pic.twitter.com/DWdIcUUO7o
5回の裏 ヤクルトの攻撃
ヤクルト・塩見泰隆が同点2ラン含む3安打3打点 「9月9日は背番号9の僕の日だと思っていた」
ヤクルト・塩見泰隆が五回に2ラン
ヤクルト・塩見泰隆外野手(29)が2―4の五回に左中間席へ14号2ラン。ベンチに戻るとナインと一緒に恒例の両手首を曲げる「フェラーリポーズ」をみせて喜んだ。
「早いイニングで追いつくことができてよかった」。一振りで試合を振り出しに戻した。
カウント0―2から広島先発・大瀬良の127キロのスライダーをフルスイング。完璧に捉え、8月14日のDeNA戦(神宮)以来、20試合ぶりにアーチをかけた。
7月に新型コロナウイルス感染をした影響もあり、8月は打率・183(93打数17安打)と苦しんだ。ここへきてようやく燕の韋駄天が復調の気配。
2ランを含む3安打3打点の活躍に「9月9日は背番号9の僕の日だと思っていた」とご満悦だった。
6回の表 広島の攻撃
ヤクルト・久保がプロ1勝! 2番手で登板「やっとつかめた」1回8球0封
プロ4年目で初勝利を挙げた久保(左)の記念撮影に田口が乱入し、高津監督も大笑い
うれしいプロ初勝利が舞い込んだ。ヤクルト・久保拓真投手(26)が4―4の六回に2番手で登板し、1回を8球で2安打無失点。直後にチームが勝ち越し、初めてのお立ち台では満面の笑みを浮かべた。
「僕自身がやることは抑えることだけ。1点もあげないという気持ちで投げていました」
2019年に九州共立大からドラフト7位で入団。昨季までは「結果を出さないと」と焦り四球で自滅することもあったが、もうそんな姿はない。
1死一、三塁のピンチも強気の攻めで昨季習得したシュートを内角に投げ込み、小園を二ゴロ併殺に打ち取った。
ウイニングボールは両親に渡す。お立ち台では「やっと初勝利をつかみました。これからもよろしくお願いします」と報告。人生で忘れられない一日となった。
6回の裏 ヤクルトの攻撃
長岡秀樹が値千金の8号2ラン 低い弾道で右翼席に運ぶ
六回、2ランを放ったヤクルト・長岡
ヤクルト・長岡秀樹内野手(20)が4―4の六回に右翼席へ勝ち越しとなる8号2ランを放った。
「後ろにつなぐ意識で打席に入りました。最高の結果になってくれてよかったです」。
カウント1―2から広島先発・大瀬良の内角127キロのカットボールをうまくさばいた。
低い弾道でスタンドに吸い込まれ、7月24日の広島戦(神宮)以来33試合ぶりの本塁打にベンチに帰ってくると、村上から笑顔で頭をたたかれるなど手荒い祝福を受けた。
長岡選手の弾丸ライナーホームランで勝ち越し!
— TSUBA-CH (@TSUBA_ch2020) September 9, 2022
さぁまだまだ『ゆだんたいてきおでんたいやき』!
ここからさらに点重ねていきましょう!!#swallows#長岡秀樹#熱燕 pic.twitter.com/09MSi5wPFv
8回の表 広島の攻撃
ヤクルト・山崎晃大朗がピンチの芽を摘む二塁補殺 高津監督「忘れてはいけない大きなプレーだった」
ヤクルト・山崎の好返球で広島・坂倉(左)を二塁で刺す。中央は山田
ヤクルト・山崎晃大朗外野手(29)が守備のビッグプレーでチームを救った。
七回に左翼の守備から途中出場すると、1点リードの八回1死で坂倉が放った左翼線のクッションボールを素早く処理し、二塁で刺した。
高津監督は「あのワンプレーは大きい。そこは忘れてはいけない大きなプレーだった」とたたえた。
ヒーローインタビュー
久保拓眞 投手
--プロ初勝利
「素直に嬉しいです」
--いつもどんな気持ちでマウンドへ
「僕がやることはしっかり抑えることだけなので、ひとりひとり全力で投げています」
--六回、4-4の同点の場面での登板
「1点もあげないという気持ちで投げました」
--1死一、三塁から二塁併殺
「アウトになってくれと思っていました」
--ウイニングボールを手にして
「両親に見せたいです。やっと初勝利を掴みました」
長岡秀樹 選手
--5連戦初戦、試合前はどんな話を
「5連戦の頭をしっかり取って勢いをつけようと」
--4-4で同点の場面で打席が回り
「前打者のミンゴ(サンタナ)がゲッツー崩れで、全力疾走してくれたので、僕も後ろにつなぐ意識だけで打席に入りました」
--バッティングを振り返って
「入ってくれてよかったです」
--チームの雰囲気は
「一番年下ですけど、すごく、やりやすい環境です。もう少し、(先輩に)優しくしてもらいます」
--最後にファンに向けて
「今年も残り19試合。チーム一丸となって優勝に向かって頑張ります」
塩見泰隆 選手
ーー五回、2点を追う打席
「今日は打つんだって気持ちを強くもって、打席に入りました」
ーー打った感触は
「ちょっとつまったんですけど、風に乗っていい感じに伸びてくれて本当によかったです」
ーー六回にダメ押しの一打
「前回同様、打つんだって気持ちで打席に入りました」
ーー三塁打でサイクルヒットだったが
「9月9日は背番号9の僕の日だと思っていた。持っている選手だったらサイクルできたと思うんですけど、村上じゃなくて僕だったので、できなかったです」
ハイライトムービー
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次の試合塩見泰隆が連夜の猛打賞もマジック再点灯は明日にお預け!チームは大敗も粘りを見せる!
4回の裏 ヤクルトの攻撃 ヤクルト・塩見泰隆が2試合連続の猛打賞 大敗の中でも燕のリードオフマンは気を吐く ヤクルト・塩見泰隆外野手(29)が意地を見せた。四回に3―12と追い上げる中、1死満塁から中 ...
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前の試合ヤクルト・高梨は四回途中6失点KO 制球定まらず
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