
ヤクルトが首位攻防戦最終戦を接戦で勝ち切り3連勝した。
2回、無死1,2塁のチャンスからキブレハンのタイムリーと相手のエラーで2点を先制する。
3回には3番・山田哲人の一発が飛び出し、5回までに4-1で優位に試合を進める。
しかし6回、ここまで1失点の好投を続けてきた原樹理が突如制球を乱し、先頭から3連続四球を与えたところでスイッチ、梅野雄吾がマウンドに上がる。
内野ゴロ、犠牲フライなどでランナーが還り、4-4の同点となり試合は振り出しに戻る。
続く7回、嫌なムードを払拭したのは、4番・村上宗隆だった。
2ストライクに追い込まれながらも冷静にボールを見極め、迎えた8球目。
インコース低めのカットボールを一閃。ライトへと飛び込む決勝の勝ち越しホームランを放ち、チームを勝利へと導いた。
スコアボード
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
ヤクルト | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 10 | 0 |
DeNA | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 1 |
責任投手
勝利投手 | ヤクルト 梅野 (4勝3敗0S) |
---|---|
敗戦投手 | DeNA エスコバー (4勝1敗2S) |
セーブ | ヤクルト マクガフ (0勝2敗33S) |
本塁打
ヤクルト | 山田 20号(3回表ソロ) 村上 49号(7回表ソロ) |
---|---|
DeNA |
バッテリー
ヤクルト | 原、梅野、石山、清水、マクガフ - 中村 |
---|---|
DeNA | 京山、平田、入江、エスコバー、伊勢、山﨑 - 嶺井、戸柱 |
メディアレポート
2回の表 ヤクルトの攻撃
村上宗隆が球団新記録となる11打席連続出塁 78年のマニエル超え
2回、四球を選んだヤクルト・村上宗隆
ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が三回の第2打席、四球で出塁し、1978年のマニエルがマークした10打席連続を上回り、球団新記録となる11打席連続出塁とした。
村上は26日のDeNA戦(横浜)の第3打席から右本、右本、四球、27日の同戦は右安、申告敬遠、右安、右安、右安、右本。
この日は二回の第1打席で四球だった。
キブレハン選手が先制タイムリー!
貴重な先制タイムリーを放ったキブレハン
キブレハン選手は2回に先制タイムリーを放つなど、マルチ安打の活躍!チームの勝利に貢献しました!
3回の表 ヤクルトの攻撃
山田哲人が自身8度目のシーズン20本塁打に到達「迷わずしっかりスイング」
3回、本塁打を放ったヤクルト・山田哲人
ヤクルト・山田哲人内野手(30)が2点リードの三回1死から、左翼席上段への20号ソロを放った。
DeNAの先発右腕・京山が投じた142キロのカットボールを完璧に捉え「バッティングカウントだったので、迷わずしっかりスイングすることを意識しました。良い角度で上がってくれました」。
自身8度目となるシーズン20本塁打となった。
7回の表 ヤクルトの攻撃
村上宗隆が勝ち越しの49号ソロ「気持ちだけで打ちました」 今季3度目の3戦連発
村上宗隆が決勝の本塁打
また、また、また〝村神様〟降臨だ!!
ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が、4―4の七回先頭で右中間席へ勝ち越しの49号ソロ。
エスコバーが投じた154キロ速球を完璧に捉え「なんとかしたかった。気持ちだけで打ちました」と振り返った。
打った瞬間、スタンドインを確信。
この日は恒例の〝確信歩き〟ではなく、バットを振った流れでしゃがみ込むと、その後は立ち上がって3度手をたたき走り出した。
これで今季3度目の3試合連続本塁打。
日本選手では2002年の松井秀喜(巨人)以来となるシーズン50本塁打にあと1本と迫った。
村上宗隆49号で新語「確信しゃがみ」が話題に
“確信しゃがみ”で打球を見守る村上宗隆
村上が打球を見上げつつ、一度、しゃがみ込んでから一塁へ歩き出す様が話題となった。
エスコバーの154キロ直球を振り抜いた打球は、右中間席中段まで運ぶ特大級の一撃。
打球の行方を見極める意味もあまりないだけに、村上のしゃがみ込む動作にファンが反応。
「確信しゃがみは新しいな」「村上宗隆レベルになると確信歩きならぬ確信しゃがみ」「村上の確信しゃがみという新しい技」「確信しゃがみ←New!!」「確信しゃがみとか初めて見た」「宗隆の確信しゃがみ好き過ぎる」といった声が相次いでいた。
9回の裏 DeNAの攻撃
守護神・マクガフ投手が試合を締めくくる!
33セーブ目を挙げた守護神マクガフ
マクガフ投手は1点リードの9回、5番手として登板すると、二死二塁とされるも、最後は桑原選手を見逃し三振に仕留め、33セーブ目を挙げました!
ヒーローインタビュー
村上宗隆 選手
ヒーローとなってファンの声援にこたえるヤクルトの村上
--七回の打席どんなことを考えて打席に立った
「先頭だったので、相手の投手をチームで攻略するために打席に立ちました。なんとか粘ってホームランが打てたので、いい打席になりました」
--打席で意識したことは
「速球に力負けしないようにと思って打席に立っていましたし、チームで攻略するために自分がどういう役割で、どういうスイングをするのかっていうのを考えていました」
--本塁打の手応えは
「自分でもビックリして、『おっホームラン』だって恥ずかしい感じでしゃがみました」
--自身の状態は
「あまりプレッシャーをかけないでほしいですけど、集中して打席に立っています」
--打席で一番大事にしていること
「自分のスイングを心がけていますし、四球を自分の中では価値のある打席です」
試合後:高津監督インタビュー
【指揮官一問一答】高津監督「打席の中で考えて立っている」
ヒーローとなってファンの声援にこたえるヤクルトの村上宗隆
――DeNAに3連勝
「もちろんきょう取ったのはすごく大きいですけど今週全体として広島から始まって森下くん、すごくいい投手から勝ち越せた3連戦。そして2位のベイスターズをスイープできたので、今はホッとしています」
――村上が49号
「向こうもエスコバーが出てきて、ムネを抑えにかかっているところで、同点で一振りで勝ち越したわけなので、大きな当たりだったことは間違いないです。ただ、あまり言い過ぎるとあれなんですけど、やっぱりよく考えて打席に立っているなというのは最近思います。四球もそうですし、点がほしいときはしっかりコンパクトにミートしにいくし、甘いところにくれば本塁打を打てるスイングもしますし、いろいろ打席の中で考えて立てているのかなと思います」
――14打席連続出塁
「ムネが塁に出ることが多いので、その前後が大事になると思います。きょうは哲人が本塁打を打ったりとか、山崎が3本打ったりとか、ムネの後をどうするかきょうは悩んだんですけど、オスナとキブレハンを並べてみたら、どうなるんだと思ってこういう並びにしました。もちろんムネが走者を置いた状態で打席に立ってほしいですし、そのムネをかえす5番以降をどうやっていくかというというところは、少し手探りな部分とテスト的、試験的な部分もあるんですけど、今はそういう感じで打線を組んでいます」
――山田が復調気配
「打撃のことはちょっとよくわからないですけど、空振りしてもいい当たりをしても、しっかり振れているのかなという感じはします。まだまだですけど、少しずつ本来の形が出てくれたらなと思います」
ハイライトムービー
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