
ヤクルトが新助っ人外国人・キブレハンの3本塁打の活躍などで大勝した。
1点を先制された3回、キブレハンが来日初となるホームランを放ち同点に追いつくと、続くチャンスで内山壮真に2点タイムリーが飛び出し勝ち越しに成功する。
続く4回にはオスナの3ラン、5回には山田、村上が打点を挙げるなど、5回までに9点を奪う。
その後、内山、サンタナ、村上にもホームランが飛び出すなど、終わってみれば23安打7本塁打の猛打ショーでヤクルトが大勝した。
スコアボード
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
ヤクルト | 0 | 0 | 3 | 4 | 2 | 0 | 5 | 2 | 0 | 16 | 23 | 0 |
DeNA | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 4 | 7 | 1 |
責任投手
勝利投手 | ヤクルト 小川 (6勝7敗0S) |
---|---|
敗戦投手 | DeNA 石田 (4勝3敗0S) |
セーブ |
本塁打
ヤクルト | キブレハン 1号(3回表ソロ)、オスナ 15号(4回表3ラン)、キブレハン 2号(7回表ソロ)、サンタナ 13号(7回表2ラン)、内山壮 2号(7回表ソロ)、キブレハン 3号(8回表ソロ)、村上 48号(8回表ソロ) |
---|---|
DeNA | 牧 22号(6回裏ソロ)、宮﨑 9号(6回裏ソロ) |
バッテリー
ヤクルト | 小川、木澤、大西 - 内山壮、古賀 |
---|---|
DeNA | 石田、ガゼルマン、中川、宮國、坂本、平田 - 伊藤、戸柱 |
メディアレポート
3回の表 ヤクルトの攻撃
キブレハン来日1号ソロ「初本塁打が素直にうれしい」左対策の先発起用に応えた
3回表ヤクルト1死、キブレハンは左越えソロ本塁打を放つ
ヤクルトのパトリック・キブレハン外野手(32)が、来日初本塁打となる1号ソロを含む、マルチ安打をマークし打線をけん引した。
2位DeNAとの直接対決第2戦に「2番左翼」でスタメン出場。1点を追う3回1死。
DeNA左腕の石田に対し、2ストライクからの3球目、低め126キロスライダーを左翼席へ。
「初本塁打が素直にうれしいです。いつもなんとかチームに貢献しようという思いでプレーしている。良い場面で打つことが出来てうれしいです」と喜んだ。
この1発で火が付いた打線はこの回、2死満塁から7番内山壮に2点適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。
6回の裏 DeNAの攻撃
ヤクルトの開幕投手・小川が2カ月ぶり6勝目
力投を続ける先発・小川
ヤクルトの小川泰弘投手(32)が2位DeNAとの直接対決第2戦(横浜)に先発登板。
打線の大量援護にも恵まれ、6回4安打3失点で60日ぶりとなる待望の今季6勝目(7敗)をマークした。
中7日で上がったこの日のマウンド。
初回いきなり1点先制され、さらに連続四球を与えるなど不安を残す立ち上がりとなったが、味方打線が3回にキブレハンの来日1号であっさり追いつくと、この回一挙3点で逆転に成功。
5回までに9点の大量援護をもらった。
初回以降、立ち直った小川は9―1で迎えた6回に1死から牧に内角低めフォークボールを左翼スタンド上段へ運ばれると、宮崎には真ん中に入った直球を左翼スタンド中段に叩き込まれる2者連続本塁打を被弾。
この回を投げ切って降板したが、味方打線の猛打ショーはその後も続き、結局今季最多の23安打16得点。小川に待望の60日ぶり白星をプレゼントした。
7回の表 ヤクルトの攻撃
ヤクルト山田 打撃不振から完全復活!今季9度目猛打賞 頼れるキャプテン、ついにお目覚め!
今季9度目となる猛打賞をマークした山田哲人
ヤクルトの山田哲人内野手(30)が2位DeNAとの直接対決第2戦(横浜)で5打数3安打1打点と活躍。
今季9度目となる猛打賞をマークした。「3番・二塁」で先発出場した山田は初回の第1打席で左前打を放つと、3回の第2打席でも左前打。
7回の第5打席では左中間へ二塁打を放った。
5回の第4打席では三ゴロで1打点を叩き出し、今季チーム最多の23安打16点爆勝に貢献した。
8回の表 ヤクルトの攻撃
キブレハンが来日初アーチを含む3発4安打 打線を活気づけ計7発23安打16得点
ベンチ前で祝福されるキブレハン
キブレハンは七回、この日2本目のアーチを左翼へ運んだ。
村上の適時打のあと、サンタナの13号2ラン、内山壮の2号ソロと1イニング3発を誘発した。
さらにキブレハンは八回に今度は右翼へ3本目のアーチをかけた。このイニングでも村上の48号2ランを導いた。
横浜スタジアムは思い出の地だった。
今季途中の5月にヤクルトと契約したキブレハンだが、昨夏開催された東京五輪で来日し、米国代表として銀メダル獲得に貢献した。
日本との決勝の舞台となったのが横浜スタジアム。試合は0―2で敗れたが、その悔しさも払拭するかのような3発4安打の大活躍だった。
ヤクルト村上、2戦連発48号! 5の5&4打点で快音鳴りやまず 7打数連続安打で打率・337
8回、ソロ本塁打を放つ村上
令和初の3冠王へ突き進むヤクルトの村上宗隆内野手(22)がこの日も打って打って打ちまくった。
2試合連発の48号ソロを含むプロ初の5安打を放ち、4打点をマーク。
打率は試合前の・328から一気に・337まで急上昇した。
初回の第1打席で先発左腕・石田から右前打を放つと、3回第2打席の申告敬遠を経て4回の第3打席では2番手右腕・ガゼルマンから右前適時打。
5回の第4打席では3番手右腕・中川から右前適時打を放ち、これで近本、中野(ともに阪神)に並んでリーグ最多タイとなる今季12度目の猛打賞となった。
すると、7回の第5打席でも4番手右腕・宮国から右前適時打。
トドメは8回の第6打席だった。5番手左腕・坂本のスライダーを右中間スタンドへ叩き込み、2試合連発の48号ソロ。チームにこの試合16点目を刻んだ。
これでこの日の4打点を加えて今季119打点。打率を・337にするとともに、前夜の同戦から9打席連続出塁&7打数連続安打としている。
ヒーローインタビュー
キブレハン 選手
一試合三本のホームランを放ちヒーローとなったヤクルトのパトリック・キブレハン
--4安打3本の本塁打と大活躍
「そうですね、素晴らしいチームの勝利でした。全員すごくいい結果を残したので、自分自身も4安打3ホームラン。一生忘れない日になりました」
--今日は2番で先発
「自分の心の中では落ち着いてました。この前の試合でも2番を打ってたんで、初めてっていうわけではないですし、自信を持って試合に挑みました」
--第2打席に日本での初本塁打
「やっと第1本が出て安心しました。ノーボールツーストライクで追い込まれてたんで、なんとか三振しないように振りました。いい角度で上がってくれました」
--第5打席目に2本目の本塁打
「正直、2本目はちょっとラッキーだなって思いました。ちょっと自分も態勢を崩されて、なんとか入ってくれました」
--最後(3本目)は初球を本塁打に
「初球から甘い球が来たら、積極的に打つって心がけたんで、なんとかいい結果になりました」
--1試合3本というのは
「アマチュアプロを含めても、人生初めてなんで一生忘れられないです」
--チームはこれで20の勝ち越し
「このカード勝ち越したことは、非常に重要でしたけど、明日の試合が大事になってくるので。いい勝利でしたけど、明日に切り替えて3連勝できるように頑張ります」
--ナイスバッティング
「アリガトウゴザイマス」
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