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ヤクルト戦でたびたびお騒がせの嶋田審判まとめ

嶋田哲也審判(NPB公式より)

嶋田哲也は、NPB公式審判員のサブクルーチーフ(2022年8月現在)

プロ野球選手時代は投手として1990年に阪神タイガースからドラフト5位指名を受けて入団。

1998年に自由契約になり現役を引退。

1999年にセントラル・リーグの関西審判部に入局。プロ野球審判員となる。

プロ野球選手時代

プロ野球選手時代は投手として1990年に阪神タイガースからドラフト5位指名を受けて入団。

スリークォーターからの力強いストレートを武器としたが、制球に苦しむタイプであった。

1996年に中継ぎとして自身最多の22試合に登板するが、以降は一軍登板がなく、1998年に自由契約になり現役を引退。

1996年6月29日のヤクルトスワローズ戦で古田敦也に対して死球すれすれの胸元を抉るビーンボールを3球続けたために古田が激怒。

山田勝彦捕手とのもみ合いから両チームの選手が入り乱れての大乱闘騒ぎに発展したことがある。

https://www.youtube.com/watch?v=iIdus9wn5TY

NPB公式審判員時代

引退の翌年1999年にセントラル・リーグの関西審判部に入局。プロ野球審判員となる。審判員袖番号は24。

2008年のクライマックスシリーズ第2ステージに出場し、ポストシーズン初出場を果たした。また、2009年にはオールスターゲームに初出場している。

2014年には、同期入局の深谷篤と共に日本シリーズ(阪神対ソフトバンク戦)初出場を果たし、10月28日の第3戦(ヤフオクドーム)で球審を務めた。

2022年5月31日、バンテリンドームで行われた中日対楽天1回戦で球審を務め、史上100人目の通算1500試合出場を達成した。

通算1500試合出場を達成した嶋田審判員

嶋田審判事件簿

報復ストライク判定疑惑事件

2022年8月29日、オリックス対西武戦。

1-7で西武リードの6回表、2死1,3塁のチャンスでバッターは中村剛也。

初球、オリックス・比嘉投手のボール球をハーフスイング。

オリックス・若月捕手が1塁審にハーフスイングの判定要求。

嶋田球審が1塁審に判定を要求せずストライク判定。

この判定に中村が抗議するも覆らず。

2ボールとなった4球目。

低めに外れたかと思われたが判定はストライク。

その後、中村選手は三振に倒れ、追加点のチャンスを失いました。

二塁塁審よそ見事件

2021年9月13日、中日対ヤクルト戦。

1-0で中日リード、9回表一死一、二塁の場面でヤクルト・川端慎吾がセカンドへのゴロを打つ。

セカンド(京田)がファースト(堂上)に転送するも打者走者がセーフ。

ファーストがセカンドに転送し、1走の西浦が1,2塁間で挟殺プレーが始まる。

途中で京田が1塁セーフの判定に気づき、二塁を踏んで一走西浦をフォースアウトにしようとするが、2塁塁審嶋田がアウトのコールをしなかった。

そのため、1,2塁間で挟殺プレーが続き、3塁へ到達していた2走(古賀)が本塁を狙うもタッチアウト。

2アウト1,2塁で試合再開かと思われたが、中日から2塁フォースアウトのリクエストがあり、結果2塁フォースアウトの判定で3アウト。試合終了となった。

この判定にヤクルト高津監督が激怒、17分間に渡り抗議をする事態となった。

2塁フォースアウトが最初に宣告されていれば、3塁にいた古賀選手が本塁に突入することはなく2アウト1,3塁でチャンスが続いていたからだ。

ヤクルト高津監督が激怒、17分抗議

高津監督が17分間に渡り、二塁アウトのコールがなかったと猛抗議した。二塁アウトのコールがあれば、三走・古賀は本塁に突入することはあり得ないためだ。

出典:BBNEWS

ココがポイント

この疑惑の判定により結果としてヤクルトの団結力が高まり、リーグ制覇、日本一への原動力となった試合と言われている。

なお、この試合の翌日、友寄審判長とセ・リーグの杵渕和秀統括が高津監督らに判定について説明し謝罪している。嶋田塁審は口頭の厳重注意に留まった。

審判に近づいたら退場事件

2019年9月9日、ロッテ対ソフトバンク戦。

4回のソフトバンクの攻撃中に、グラシアルへのデッドボールを巡ってロッテ井口監督が嶋田球審に抗議すると、退場を宣告された。

グラシアルはバットを止められずに空振りし、ボールは胸元をかすめるように通過した。

かすったかは微妙だったが、嶋田球審は死球と判定。井口監督はベンチを出て嶋田球審に抗議し、打者の空振りをアピールしたところ退場。球審は理由について場内に「禁止行為」とアナウンスした。

猛抗議ロッテ井口監督が初退場「禁止行為」の内容は

出典:西日本スポーツ

嶋田球審は試合後、この禁止行為について「ルールブックに書いてある通りで、ハーフスイングで最終判断。それに対して、まずベンチから出てきてはいけない。出た時点で警告で、審判に近づいたら退場。そのルールを適用して即退場。やりとりは関係ない」と説明した。

ココがポイント

公認野球規則は、球審が空振りと判定しなかったハーフスイングについては、塁審にアドバイスを受けるよう、監督か捕手が球審に要請でき、要請があれば、球審は塁審に裁定を一任しなければならないとも定めている。

外野フライ見落とし事件

2021年10月18日の阪神対広島戦(甲子園)、8回無死一塁で代打會澤の打球を左翼手・板山がワンバウンドで捕球したように見えるにもかかわらずアウトと判定。また判定が遅かったため、飛び出していた一塁走者の大盛もアウトとなった。

阪神サンズ激怒事件

2020年10月24日の巨人対阪神戦(東京ドーム)で、8回2死走者なし。

巨人・鍵谷が投じた外角低めの直球を見送り、見逃し三振の判定。

その瞬間、ヘルメットを叩きつけて嶋田球審に詰め寄り猛抗議した。

この行為が球審への侮辱行為と見なされて退場となった

サンズが侮辱行為で来日初の退場 見逃し三振で球審に怒りあらわ

阪神のジェリー・サンズ外野手が、来日初の退場処分を受けた。

八回2死走者なしの場面。巨人・鍵谷が投じた外角低めの直球を見送り、見逃し三振の判定。

その瞬間、ヘルメットを叩きつけて嶋田球審に詰め寄り猛抗議した。

この行為が球審への侮辱行為と見なされて退場となった。

阪神選手の危険球以外の退場は、2018年4月12日の広島戦でメッセンジャーが退場して以来、2年ぶり。

陽気な助っ人も厳しい判定に我慢できなかったようだ。

サンズは四回の第2打席でも外角いっぱいの直球を見逃して三振。

その際も球審の判定に怒りをにじませていた。

出典:デイリー

審判の厳格さとは

人間がジャッジする以上、誤審は付き物です。

しかし、今ではリプレー検証など、より正確な判定が可能になった時代、審判の厳格さが損なわれつつあるのも事実です。

先日話題となった高校野球で球審が誤審を認めて謝罪をし、大きな話題を呼びました。

誤審謝罪の審判団に称賛の声「素晴らしい」「こういうことが異例でなくなることを願う」/センバツ

判定について場内に説明する尾崎球審

第94回選抜高等学校野球大会第2日第1試合(広陵―敦賀気比、20日、甲子園)審判団が誤審を認めて謝罪を行うとともに、判定を覆す異例の場面があった。

問題のシーンは2―0で迎えた四回裏、広陵(広島)の攻撃。無死一塁の場面で8番・大山(3年)が2球目を一塁方向へバントで転がすと、イレギュラーバウンドでボールはファウルゾーンからフェアゾーンに入った。

尾崎球審はフェアの判定をしたが、荒波二塁塁審がファウルのジェスチャー。一塁走者はそれを見て二塁へスタートを切っていなかった。プレーでは2死走者なしとなったが、審判団が協議。

場内説明で「私たちの間違い。大変申し訳ございません」と謝罪したうえで、打者走者をアウトとし、一塁走者は二塁に進めて1死二塁で試合を再開した。

こうした審判団の真摯(しんし)な謝罪と対応に、多くの高校野球ファンが反応。

「これはほんとに素晴らしいと思う」「素直に認め謝ることが大事」「清々しい審判団にアッパレ」「プロも見習ってくれ」「こういうことが異例でなくなることを願う」など多くの好感の声が寄せられた。

出典:サンスポ

「審判の判定は絶対」とされている中、一度行った判定を覆して謝罪するケースは極めて珍しい。

過ちを認めて潔く謝罪をした尾崎球審のように、審判の厳格さとは、自らの過ちを認め謝罪する潔さの上に成り立つということが示されたプレーでした。

まとめ

今回は何かとお騒がせな嶋田審判にまつわるニュースをまとめました。

プロ野球での判定の機械化はたびたび議論になりますが、すべてが機械化してしまうのは何とも味気ないと思います。

プロ野球審判団には今後も公平で正確なジャッジ、そしてファンが納得できる説明について期待されています。

  

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