令和4年4月8日(金)、ヤクルトスワローズは東京ドームで読売ジャイアンツと第4戦目を戦い、7-2で快勝しました!
先発は原投手。前回登板も同じ読売ジャイアンツ相手に6回3失点の好投でしたが惜しくも敗れ、リベンジに燃えるマウンドでした。
初回の立ち上がり、先頭の吉川選手をセカンドゴロに打ち取り、テンポよく1アウトを奪います。
続く坂本選手にはヒットを許しますが、後続を打ち取り初回を無失点に抑えます。
するとヤクルト打線は2回表の攻撃、前シーズン菅野投手を相手に好相性の村上選手がライトへヒットを放ち出塁をすると、続く5番には今シーズン初スタメンの宮本選手が見事送りバントを決め、1アウト2塁のチャンスを作ります。
続くバッターは6番長岡選手。低めのカーブをセンターへ打ち返し、タイムリーツーベースを放ち1-0と先制します!
長岡秀樹が巨人菅野から先制適時二塁打「チームに勢いを、という気持ちで打席に」
高卒3年目のヤクルト長岡秀樹内野手が、巨人菅野から先制の適時二塁打を放った。
2回1死二塁、5球目の低め126キロカーブを逆らわず左中間へ。リーグ屈指の右腕からの先制打に二塁上で手をたたいて喜んだ。「先制のチャンスだったのでチームに勢いを、という気持ちで打席に入りました」と振り返った。
援護をもらった高梨投手は、2回を三者凡退、3回も得点圏にランナーを背負いますが、後続を打ち取り無失点で切り抜けます。
ヤクルト打線は4回、先頭の山田選手が三振に倒れるも振り逃げで出塁すると、宮本選手が死球、長岡選手が進塁打を放ち、2アウトながら1,3塁の追加点のチャンスを作ります。
ここで打席には、菅野投手相手にこれまでノーヒットのオスナ選手。前の打席、チャンスで凡退をしていたため気合が入っていました。
1ストライク1ボールから、外角の速球をたたき、センター前へのタイムリーヒットで、2-0と点差を広げます!
4回裏のジャイアンツの攻撃、ここでヤクルトの守備にビックプレーが飛び出します。
先頭のポランコ選手が放ったホームランになろうかという打球を、センターの太田選手がフェンスに激突しながらも捕球し、相手の反撃の芽を摘む大ファインプレーが飛び出します!
打ったポランコも呆然 燕・太田の超絶ファインプレーが「すご!!」「最高すぎます」
ヤクルトの太田賢吾内野手が驚愕のスーパープレーを見せた。8日に東京ドームで行われた巨人戦。4回に中堅フェンスに激突しながらもフライをキャッチし、打ったポランコさえも呆然とさせた。
大飛球が頭上を襲った。4回。ポランコが放った打球は痛烈な当たりになった。スタメンから外れた塩見に代わってスタメン起用された太田は背走。懸命に腕を伸ばし、ジャンプすると、フェンスに激突しながらもボールをキャッチ。そのまま倒れ込んだ。
本来は内野が本職の太田のスーパーキャッチに、マウンド上の原も両手を挙げて拍手。打ったポランコも唖然とする超絶美技を「DAZN(ダゾーン)」の公式ツイッターが紹介すると「最高のプレー」「すご!!」「これは超ファインプレー」「最高すぎます」とファンも絶賛の嵐だった。
5回表のヤクルトの攻撃は、先ほどファインプレーで球場を沸かせた太田選手から始まる打順。その太田選手がこの日2安打目となるセンターへのヒットで出塁をすると、続く青木選手がピッチャーを強襲する内野安打を放ちチャンスを拡大します。
打球が足に当たった菅野投手はここで降板をし、巨人はピッチャーを2番手平内投手にスイッチします。
1アウト1,2塁となり、4番村上選手がコンパクトにセンターへ打球を運ぶタイムリーツーベースで3-0と追加点を奪います。
更に5番宮本選手も続き、ライトへの2点タイムリーヒットで5-0と突き放します。
ヤクルト・宮本が1軍昇格即タイムリー! 「チャンスをいただいたので…」
下半身のコンディション不良から1軍復帰したヤクルト・宮本丈内野手(27)が、昇格即結果を残した。
「5番・右翼」で先発出場すると、3点リードの五回1死二、三塁から右前2点打。2番手右腕・平内のカットボールを捉え「すぐにチャンスをいただいたので、何とか1本出したかった。チャンスで打つことができてよかったです」とうなずいた。
援護をもらった高梨投手は、5回、6回をランナーを出しながらも要所を締め、無失点で切り抜けます。
しかし、7回裏のジャイアンツの攻撃、先頭の岡本選手にソロホームランを浴び失点します。続く中田選手を打ち取りますが、6番丸選手に四球、7番松原選手にポテンヒットを許したところで降板、石山投手にマウンドを託します。
しかし、7番大城選手が打ち返した打球が石山投手の頭に当たるアクシデントが発生し、緊急降板を余儀なくされます。
このピンチにマウンドを任されたのは田口投手。これまで重要な局面でマウンドを任され、見事火消しに成功をしています。
1アウト1,2塁から代打のウォーカー選手に対し、インサイドのスライダーを続け、三振に切って取ると、1番吉川選手をセカンドゴロに打ち取り、見事火消しに成功しこの日最大のピンチを切り抜けました!
ヤクルト・田口麗斗投手(26)が七回1死一、二塁から3番手で登板。3点差に迫られた中でのマウンドで、気迫の投球を披露した。
まずは、代打・ウオーカー(米独立リーグ)を内角のスライダーで空振り三振に抑えて雄たけびをあげると、迎えたのは1番・吉川。またも外角のスライダーで二ゴロに打ち取り、渾身(こんしん)のガッツポーズを見せた。
2日のDeNA戦(神宮)でも1―1と同点の六回1死満塁から登板し、二ゴロ併殺打に抑え、勝利を呼び込んでいた。
続く8回には清水投手が登板、打者3人で抑えリズムを作ると、9回の表、2アウト2,3塁のチャンスで途中出場の渡辺選手がレフトへ2点タイムリーツーベースを放ち、7-2とふたたびジャイアンツを突き放します!
最終回は梅野投手がマウンドに上がり、先頭バッターの出塁こそ許しますが、後続をピシャリと抑え、読売ジャイアンツを7-2で下し、見事勝利しました!
ジャイアンツには前カードで3連敗をしていましたが、本日は投打がかみ合い見事に快勝しました。
野手では太田選手の活躍が目立ちますが、今日初スタメンの宮本選手が、犠打、死球で出塁、2点タイムリーヒットと素晴らしい活躍でした。
投手陣の活躍を支えたのはキャッチャーの内山選手。中でも最大のピンチであった7回の1アウト1,2塁の場面で代打のウォーカー選手にインコースのスライダーを要求し続けた配球は見事でした!
【宮本慎也】ヤクルト陰の立役者は「8番捕手」内山壮「しぶとく」2四球&センス感じる配球
勝利の立役者の1番手は、先発した原樹理で文句なし。しかし、陰の立役者には「8番捕手」でスタメン出場した内山壮だった。2打数無安打2四球と目立った結果は残していないが、ピンチで「しぶとく戦う」と姿勢を評価したい。
【ヒーロートーク】ヤクルト・原樹理、今季初勝利「壮真がしっかりとリードしてくれた」
――今日はどんな意識でマウンドに向かった
前回の反省を活かしてランナーが出ても自分から焦ることなく、ひとつひとつアウトを取ることだけを考えてマウンドにあがりました
――7回途中までしっかり試合を作ったが、どんなところがよかったか
(内山)壮真がしっかりとリードしてくれて、イニング間もしっかり話し合いをしながら対策を立てられたのでしっかりゲームを作ることができた
――野手プレーはどう映っていた
非常に助かりましたし、自分もあと2つアウトをしっかり取れればよかったんですが、その分も含めてチームメイトに助けてもらいました
――どんなシーズンにしたいか
目の前の試合をしっかり戦って、チームの勝利に貢献できるようにがんばりたい
ハイライト動画
イニング結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
ヤクルト | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 9 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 |